衝動買いを防ぐにはどうしたらいいの?
これは多くの人が直面する悩みだと思います。
「今しかないと思って買ってしまった」
「頭ではわかっているのにどうしても買ってしまう」
などなど、言い訳は様々です。
衝動買いほどみっともなくてもったいないお金の使い方はないと思います。
お金には限りがあるんですから、買いたいものはよく考えて買いましょう。
衝動買いするときに浮かびがちな考え
「これは運命に違いない」
洋服を例にすると、自分が好きなデザインで、サイズもぴったりで、なおかつ値段も安い。
まるで自分に買われるためにあるような洋服に遭遇しようものなら、洋服に無頓着な人でも流石に完全に無視できるとは思えません。
大抵の場合はこのように自分にピッタリだ!という勝手な解釈でその洋服を買う理由を作って実際に買ってしまいます。
そしてこういう買い方をしていざ自宅の鏡の前で着てみると大体はこうなります
「なんか、思ってたのと違うな」と
洋服以外でもそうですが、極端な話、「私はこれを買うために生まれてきた!」と思うくらいのものを見たとき、人間はその商品に対する期待度が大きく上がります。
もちろん、その商品が発揮できる力は予め決まっているし、その力は期待度ほど大きいものでもありません。その2つの要因の落差によって「なんか違うな」現象が起きてしまいます。
ここで買わないともう会うことがないかも
「ここであなたを見捨てようものなら、これが今生の別れとなってしまう」みたいな、別れを惜しむように購入してしまう人がいます。
特にこのように思いやすいのが期間限定品です。
行動経済学の中で希少性の法則と呼ばれる「数量や期間を限定されたものを見ると、それに対して本来以上の価値があると認識してしまう」というものがあります。人間はこの法則に則っているため、期間限定品という文言につられて物を買ってしまうというわけです。
これに関しては、自分が欲しいと内側から来る気持ちで購入するのではなく、「ほらほら、ここで買わないともう会えないよ~」という外側からの圧で購入してしまうのが問題です。
その商品が欲しいかどうかは自分の内側の気持ちに聞いてみるのが一番で、決して外側からのささやきによって自分の判断基準をブレさせてはいけないのです。
どうせ後で売れるからとりあえず買っとこ
この考えがついてると、結果的にかなり損をします。
確かにほとんどの商品はメルカリなどのフリマアプリで売ることはできますが、それがどのくらいの値段で売れるのかを考える必要があります。前提として、いくら一回きりの使用だったとしても、メルカリでは定価近くの価格設定でで売れることはほとんどありません。
中古品と新品とで価格が新品のほうが少しだけ高かったとしても、人々は新品を購入します。
この事実が重要です。
そうなると、少なくとも定価の9割以下で価格設定をしないといけません。
加えてメルカリでは1割の販売手数料を取られ、送料も取られます(送料は購入者負担の設定もできますが、売却するなら出品者負担が一般的です)。そして、結局手元に残る売却益は定価の半分ほどになってしまった、ともなれば後悔してもしきれません。
このように、売却すること自体は可能ですが、場合によっては安く買いたたかれてしまうので、「後で売れるから」という理由で購入してはいけないことがわかると思います。
衝動買いを防ぐための方法3つ
とりあえず買わない
衝動買いする前は買う理由を考えたり逆に買わないようにする理由を考えたりと、頭の中がパニック状態です。そんな状態でその後も満足できる買い物ができるかと言われたら到底そうは思えません。
「とりあえず買わない」で自分の思考を埋め尽くして、その場から離れてクールダウン。
これでいいと思います。
そうすると後々家に買ってから思い返してみても冷静な状態でその商品の吟味がしっかりとできるようになると思います。商品を買うのは悪い事ではありません。ただそこに買う明確な理由が定まってない状態で購入するののが悪いのです。
過去の衝動買いしたモノを評価する
衝動買いをする癖がついている人は、少なからず衝動買いをしてしまったモノを覚えていると思います。衝動買いは完全に0にすることができないので、こういったことをメモしておくのが良いです。
具体的には
買った商品名
購入価格
その商品のその後の様子(使ってるのか、眠っているのか)
この3つをメモしてください。
「あの時買った〇〇、こんなに高かったのに結局使ってないな~」
みたいなメモが絶対に一つは出てきます。
こういったことを逐一記録として残しておいて時々見返すようにすると、「あの時の繰り返しになるかも」といった後悔することを予測することができます。
その商品をメモして1週間寝かせる
私の中でこれが一番効果がありました。
単純に欲しいな、と思ったらその商品をメモって自分が毎日見えるようなところに寝かせておいてください。
もし、そのメモを毎日見かけてやっぱり欲しいと思えば買えばいいし、もしときめきがなくなったように感じたら消去して買わなければいいです。大体のものは寝かせている間に「別にいらないかもな」という考えに行きつきます。
1週間という期間が重要で、これが1~2日とかだとまだその商品に対する鮮明な記憶が残っているので、正常な判断がしにくいです。1週間経ってその商品のことを忘れかけてきたところで改めて判断するというのに意味があります。
衝動買いをなくすのは無理
今までさんざん書いてきましたが、それでも衝動買いを完全になくすのは難しいです。
実際のところ、買ってみないとわからないことも多いですし、今回紹介したものについてはあくまで衝動買いの回数をなくすためではなく減らすためのものだと思っておいてください。
初めて記事を書いてみましたが、こんなに大変だとは思いませんでした。
これから精進せねば…….